「ガルシアへの手紙」
「ガルシアへの手紙」 ジョージ R.マクレノン
今回の内容は年末年始に私のリジョンを巡回した時にシェアしたものです。

「ガルシアへの手紙」この本は1899年にエルバート ハバートというアメリカ人によって書かれたものです。
本といっても1時間で書き上げたものです5分もあれば読み終えます。

この本が日本に始めて紹介されたのは日露戦争の最中でした。捕虜になったロシア兵全員がこの本のコピーを
持っていたのです。当時ロシアの軍事力は世界最強でした。さっそく日本語に翻訳されました。この本を読んだ明治天皇はいたく感動し軍人全員と全ての政治家に配られました。
アメリカでもこの本がある雑誌に掲載されるとかなりの評判になり全軍人、全ボーイスカウトに配られました。
100年以上前に書かれた本ですが現在までに37カ国語に翻訳され4000万部コピーされています。

前置きが長くなりましたが1898年にアメリカとスペインとの戦争が勃発します。
当時キュ-バはスペイン領でした。
キューバは地理的にアメリカの裏庭のようなものです。アメリカにとっては気持ちよくありません。

そこにキューバで独立運動が起ります。独立運動のリーダーがガルシアという人物です。
当然アメリカは独立運動を全面的にサポートします。
そしてこれがスペインとの戦争へと発展したのです。
当時アメリカの大統領マッキンレイーはガルシアとどうしてもコンタクトをとりたかったのですが,
100年以上も昔の話です。無線通信などありません。
ましてやガルシアがどこにいるのかさえだれも知らないのです。
ジャングルのどこかとしか。

そこへある人がローワンなら書簡を届ける事ができると大統領に推薦します。
さっそくローワンが呼ばれます。

ローワンは大統領から書簡を受け取るとそのままボートに乗りキューバに行き敵陣に潜入し4週間後には任務を全うし無事生還したのです。
特筆すべきはローワンは一言も質問せずにたった一人で敵陣に向かいだれも知らないガルシアの居場所を見つけ出し任務を全うした事です。
ローワンこそアメリカに勝利をもたらした真のヒーローです。
普通でしたら、この人物は何者ですか?
どこにいるのですか?
どのように見つけたらいいのですか?
なぜ私なのですか?
他にだれかいないのですか?
などと質問します。

ずいぶん昔の話ですが、ある日本の靴メーカーが二人のセールスマンをアフリカに送りました。
一日早く着いたセールスマンは空港に着くなり本社に電話します。
「すみません帰らせてください。ここではだれも靴を履いていません。これでは商売になりません」

一日遅れて着いたセールスマンも空港に着くなり本社に電話します。

「在庫品全部、送ってください。ここではだれも靴を履いていません。これは最高のビジネスチャンスです」

さて皆さんはどちらのセールスマンでしょうか?
最初のセールスマンのような人間にはガルシアへ手紙を届ける事はできません。
二番目のようなセールスマンがガルシアへ手紙を届ける事ができます。

なぜこのような話を書いたかというと今、私達の教会は大きな転換の時にあるからです。
これから新しい文化を築いて行こうとしています
どんな文化かというと自由と責任を土台として私達自ら創造して行く文化です。
今までの文化はトップダウンで上から下へと指示やディレクションがくるのを待ってそれに従順に従う文化でした。
これは日本人にとって体質的にあっていました。
昔から出る釘が打たれたり村八分にされる村社会体質が強いため他と違う言動は避けるのです。

たまにアメリカのメンバーからどうして日本人だけでミーティングをするのかと批判されます。
アメリカのメンバーとミーティングをしても日本人は意見をいいません。
言うのはいつも同じ一人か二人ぐらい。
ところが日本人だけでやるとみなさんよく意見してくれます。

国連で働いている人が話してくれた事ですが、
国際会議で成功と言える会議とは、インドの代表者をだまらせ日本の代表者を話させる事だそうです。

過去30年培って来た文化です新しく創り変えようとしても昨日、今日と言う訳にはいきません。
今後1年3年あるいはもっとかかるかもしれません。
ましてや人間、長年の生活習慣というのはなかなか変わりません。
例えば日曜礼拝、私は毎週同じ位置に駐車しますし座るいすも毎週同じです。ばかばかしいと思っている事でも変えません。
人間よほどの事が起らない限り変えません。例えば「俺は借金など大嫌いだ」と言う人でも子供が大病し大金がかかるとなれば子供を救うために借金をせざるおえません。
「私は平和主義者です暴力など大嫌いです」と言うひとでも家に暴漢が侵入したら男なら愛する妻と子供達を守るために闘うはずです。
教会発展のため教会の未来のためと新しい文化創造のためにチャレンジして行きましょう。ローワンのように二番目のセールスマンのようになって行きましょう。

「ガルシアへの手紙」は、ここで、読めます。(管理人より)
http://www.e-freetext.net/garcia.html

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「ガルシアへの手紙」この本は1899年にエルバート ハバートというアメリカ人によって書かれたものです。
本といっても1時間で書き上げたものです5分もあれば読み終えます。

この本が日本に始めて紹介されたのは日露戦争の最中でした。捕虜になったロシア兵全員がこの本のコピーを
持っていたのです。当時ロシアの軍事力は世界最強でした。さっそく日本語に翻訳されました。この本を読んだ明治天皇はいたく感動し軍人全員と全ての政治家に配られました。
アメリカでもこの本がある雑誌に掲載されるとかなりの評判になり全軍人、全ボーイスカウトに配られました。
100年以上前に書かれた本ですが現在までに37カ国語に翻訳され4000万部コピーされています。

前置きが長くなりましたが1898年にアメリカとスペインとの戦争が勃発します。
当時キュ-バはスペイン領でした。
キューバは地理的にアメリカの裏庭のようなものです。アメリカにとっては気持ちよくありません。

そこにキューバで独立運動が起ります。独立運動のリーダーがガルシアという人物です。
当然アメリカは独立運動を全面的にサポートします。
そしてこれがスペインとの戦争へと発展したのです。
当時アメリカの大統領マッキンレイーはガルシアとどうしてもコンタクトをとりたかったのですが,
100年以上も昔の話です。無線通信などありません。
ましてやガルシアがどこにいるのかさえだれも知らないのです。
ジャングルのどこかとしか。

そこへある人がローワンなら書簡を届ける事ができると大統領に推薦します。
さっそくローワンが呼ばれます。

ローワンは大統領から書簡を受け取るとそのままボートに乗りキューバに行き敵陣に潜入し4週間後には任務を全うし無事生還したのです。
特筆すべきはローワンは一言も質問せずにたった一人で敵陣に向かいだれも知らないガルシアの居場所を見つけ出し任務を全うした事です。
ローワンこそアメリカに勝利をもたらした真のヒーローです。
普通でしたら、この人物は何者ですか?
どこにいるのですか?
どのように見つけたらいいのですか?
なぜ私なのですか?
他にだれかいないのですか?
などと質問します。

ずいぶん昔の話ですが、ある日本の靴メーカーが二人のセールスマンをアフリカに送りました。
一日早く着いたセールスマンは空港に着くなり本社に電話します。
「すみません帰らせてください。ここではだれも靴を履いていません。これでは商売になりません」

一日遅れて着いたセールスマンも空港に着くなり本社に電話します。

「在庫品全部、送ってください。ここではだれも靴を履いていません。これは最高のビジネスチャンスです」

さて皆さんはどちらのセールスマンでしょうか?
最初のセールスマンのような人間にはガルシアへ手紙を届ける事はできません。
二番目のようなセールスマンがガルシアへ手紙を届ける事ができます。

なぜこのような話を書いたかというと今、私達の教会は大きな転換の時にあるからです。
これから新しい文化を築いて行こうとしています
どんな文化かというと自由と責任を土台として私達自ら創造して行く文化です。
今までの文化はトップダウンで上から下へと指示やディレクションがくるのを待ってそれに従順に従う文化でした。
これは日本人にとって体質的にあっていました。
昔から出る釘が打たれたり村八分にされる村社会体質が強いため他と違う言動は避けるのです。

たまにアメリカのメンバーからどうして日本人だけでミーティングをするのかと批判されます。
アメリカのメンバーとミーティングをしても日本人は意見をいいません。
言うのはいつも同じ一人か二人ぐらい。
ところが日本人だけでやるとみなさんよく意見してくれます。

国連で働いている人が話してくれた事ですが、
国際会議で成功と言える会議とは、インドの代表者をだまらせ日本の代表者を話させる事だそうです。

過去30年培って来た文化です新しく創り変えようとしても昨日、今日と言う訳にはいきません。
今後1年3年あるいはもっとかかるかもしれません。
ましてや人間、長年の生活習慣というのはなかなか変わりません。
例えば日曜礼拝、私は毎週同じ位置に駐車しますし座るいすも毎週同じです。ばかばかしいと思っている事でも変えません。
人間よほどの事が起らない限り変えません。例えば「俺は借金など大嫌いだ」と言う人でも子供が大病し大金がかかるとなれば子供を救うために借金をせざるおえません。
「私は平和主義者です暴力など大嫌いです」と言うひとでも家に暴漢が侵入したら男なら愛する妻と子供達を守るために闘うはずです。
教会発展のため教会の未来のためと新しい文化創造のためにチャレンジして行きましょう。ローワンのように二番目のセールスマンのようになって行きましょう。

「ガルシアへの手紙」は、ここで、読めます。(管理人より)
http://www.e-freetext.net/garcia.html

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